歌舞伎

森田さんが歌舞伎という名のつく舞台に立つということで
私の神経が敏感になっている気がする。
今日は中村勘三郎スペシャルを見てしまった。
なんか泣けたね。
感動とかではない気がする。
もっとこうドロドロしたような・・・羨望かな?
生まれた時から舞台人になる宿命を持ち、その重圧に呑まれる
ことなく情熱を注ぎ、芝居を愛し続ける姿に。
よく親の敷いたレールに乗りたくないとかあるじゃない。
彼らにも、もしかしたらそんな思春期もあったのかもしれない。
でも私は羨ましいと思う。
私は今までそんな情熱を注いだことがあるだろうか?
父親が師匠でライバルで、恵まれていると思う。
手を引っ張ってくれる人が側にいるありがたさ。
そしてそんな恵まれた環境に、彼らはちゃーんと気づき感謝も
しているんだろうなあ。
森田さんにとって、いのうえさんの存在がそうなのかもしれない。
出会えたことに感謝しているだろうか?
思いっきりぶつかって受け止めてくれる人がいる幸せを
味わっているだろうか?
VERYを読む限り、十分感じ取れはする。
ファンとしては彼の幸せが続いてほしいと思う。