ミスティック・リバー

クリント・イーストウッド監督作品で、ショーン・ペンティム・ロビンスケビン・ベーコンというキャスト。当然ケビン・ベーコン目当てで軽い気持ちで行ったのだが、あまりの悲劇に辛く悲しいお話しだった。なぜ友達を信じてあげられないのか。なぜ夫を信じてあげられないのか。なぜ夫は妻に真実を告げられないのか。一度狂ってしまった人生は取り戻せないのだろうか。2つの家庭の平和はそれぞれの妻によって決まった。夫を信じきれない弱い妻と何があっても夫を支える強い妻。2つの家庭の明暗に、弱者は最後まで弱者なのかと憤りを感じた。強く生きることは簡単なことではないのだから。
脇役にローレンス・フィッシュバーンが出演していた。「マトリックス」のモーフィアス役の俳優だ。この作品でも存在感があり、気になる俳優の一人になった。ショーン・ペンは「アイ・アム・サム」と別人ですごい。ティム・ロビンスは「ショーシャンクの空に」が大好きでそこで止まっていたのだが、長身で細身の青年はどこに行ったの?って感じでびっくりした。太ったなあ。そういえば一時期森田剛も「ショーシャンクの空に」が好きって言ってたよね。刑務所ものがやってみたいとかなんとか。ケビンは相変わらずかっこいい(盲目)。スーツ姿もいいなあ。渡辺謙も44歳だし、男は40代だよね。